ぬふぉぷゆ

あぁ 六月であった。

大童澄瞳『映像研には手を出すな!』浅草氏改め浅草助、他人に自作がみられると言ふのが全く分からないまま、何とかせんとする。

 早良朋『へんなものみっけ!』 他でやってる閉館中でも見れます仕様を、われらが博物館が一応やらないではない 但、設備はない。でもやる。

 カサハラテツロー 『アトムザビギニング』 あっちの研究部、無敵のメカを開発 そして!

 『不思議の国のアリス』『鏡の国のアリス』のJ・テニエルの絵を刷ったダルジエル兄弟 ジョージ、エドワード、マーガレット、ジョン、トマスの名前が、若干ツボにはまってゐる。 だからどうと言ふわけではないが。

 いはゆる時計ウサギ、アルビノなので赤目のウサギ(Rabbit)は、良いらしい。近藤功司『それでもRPGが好き!』で、「三月ウサギ」とあるやつは、穴へ落ちアリスを引き込みイタチ(厳密にはフェレットらしい)に怯えながらとりあへずアリスをメアリー・アン(メイドの一般的な名前 ただL・キャロルの知り合ひの女中で執筆時だかに十五歳!!のメアリーさんがゐたさうである)呼ばはりし、ハートのクィーンに怯えて読者も引き込む。

これが、RPGをやってゐると、キャラクターあるいはPCがだれるあるいは困ったことになったら出てきて、なんかのアドヴァイスをするキャラクターに大変似るらしい。へー。

さういへばマーチヘイア(March HARE)は、無茶な苦茶会あるいは気がふれ茶った会(二つあるが高山宏訳だ)で、ヤマネ(オポッサムだと思ふんだけど そのオポッサムを飼ってたロセッティさんちにウォンバットもゐたさうで、そっち説があった)をアレし帽子屋とそれし、原典ではしょーもないギャグを テーブルの上でかますのであった。

さらにこっちの方は『鏡の国の~』でHAIGHA(ヘイア)と言ふアングロサクソン風でうさみみの従業員として王に仕へてゐる。ハッタは無視する。

『鏡の国の~』での『ジャバーウォッキー』(ジャバウォックが出てくるへんな詩)に関し、序文に、発音に関するアレがあるのだが、

 slithyは弐語で発音する(‘sly, the)と言ふのは分かった。

 作品中をぐりぐり貫くコルクスクリューを体の特徴とするTOVEは、C・ドジスンが、弟妹だか兄弟衆(十一人兄弟の長男で上に姉が二人)へ見せるため二十三歳の時に造った肉筆回覧誌『Mishmash』(ごったまぜ)での説明は、「アナグマの一種」で「チーズを食する」点は襲はれるが、当時はまだ「鹿のやうな角」を持ってゐただけで、Gyre(狗を指すGiaourから、それみたいにひっかく)でGymble(ぐりぐりして穴をあける)な真似をWabe(濡れるの意のSwabから。乾かない丘の中腹)でしてゐる。

 改定版でのTOVEがアレになるのと対蹠的に、RATHの方は、「カメ」だったのが「緑色のブタ」になると言ふアレがある。

さらに『幻獣大全』によれば、TOVEにDOVE(ハト)みがある。

 サンディ・ピーターセンの「アブホースの落とし子」説をー、発表する機会を失ひました。

ロード・ダンセイニルイス・キャロルの名状しがたき婚姻に基づくSpawn of abhorthは、ハイパーボリア即ち北風の後ろの国に住まふとか。なんか。

 サンディ・ピーターセン『クトゥルフ・モンスターガイド2』ホビージャパン

   グリフォン 荒俣宏『世界大博物図鑑』では鳥。それによれば『フィシオロゴス』(二世紀)に出てゐると言ふ。鷲獅子は、元インドだかペルシャのドラゴンの図像がこんがらがってギリシャ辺りへ行って成立したらしい。なので当初は、凶悪な悪魔の関係として恐れられてゐたが、天主と人間の仲立ちをするイエスとされたり、諸神の車を引く動物とされたり、ありがたいものになったらしい。なんかー あー。

アリマスポイ人とグリュプスの関係はー。

給付金を入手する手段を失ふ。

 小学館 アニメ版『映像研には手を出すな!』