すぼぼだほ

 そこそこ暖かい。
 北村紗衣先生の、排他的なコミュニティにぬくぬくと盤踞する上に、「他人」へはとりあへずノモス的な手続きを、と言ふのへ嘆息しつつ、先生のみやましいらしい本
共感覚から見えるもの アートと科学を彩る五感の世界』

 ナンシー・T=バーリー先生とやらの、australian grassfinch『ダーウィンの覗き穴』では「キンカチョウ」だけどググると「キンセンチョウ」に関する、
『the differential allocation hypothesis an experimental test』Burley T Nancy 以外 ナンシー・バーリー 感覚便乗がヒットせん。
 1970年代後半、イリノイ大(当時)で豪州産grassfinchの繁殖行動を研究するため、四十羽ほどへ足環をつけてゐたナンシー先生が、雄の、白い輪ばっかのやつは相手がゐないのを発見、その何羽かを選んで、赤い輪っかを付ける。と、彼はメスにもてだす。調子に乗ったナンシー大先生(当時ポスドク)はgrassfinchフェザーで、「鶏冠」をつけてみる実験をして然るべき結果を得る。この、赤白とか紫外線がわかるの的にイケてる「足に赤い輪っかがあって白い鶏冠のやつ」を雌が選ぶといふ、receiverbias、感覚便乗仮説が、まぁ発生し、ビル・エバーハードの「イケてるちんこ」をアレしたりで、何とかなのだが、あー、ガガンボはやる時に「C音」をちんちんで奏でるとか、アワメイガと呼ばれるガは、「捕食者である蝙蝠の超音波」を発する(もちろんちんちんでだ)とかが感覚便乗で使はれる習性らしい。資料がない。

 山口貴由『劇光仮面』伏龍(特攻兵器の)はメジャーだと思ふ。主人公のアレは、大東亜戦争の頃の人がどうたらであった。ウルトラマン関係には第二次世界大戦の、まぁゴジラにもか、影は落ちてゐる訳であるが、太平洋戦争を経験してゐない人が描く、当時の特攻の人がまぁこんなもの。

 施川ユウキバーナード嬢曰く。真鍋博挿絵作品と、推す行為がいかなるものか。