ぺけひのよ

果てしなく熱い(語彙がないの)

 宮沢賢治 校本といふ気の狂ったやうなものは知ってゐる。

 『猫の事務所』に興味が湧くのだが、読むこずくがない。

新井祥『性別が、ない!SIDE-B』 女の子になりたい男の子の関係。体毛が、アレで、てふか先生も。

 ダークサイドミステリー

 ゾンビカルチャー
 
 ハイチの文化は面白いのだがー なんかー。

 1930年代、アメリカでW・シーブルックの著書からゾンビの文化が紹介され、『ホワイトゾンビ』と言ふ作品がドラキュラやフランケンシュタインの怪物と並ぶヒット作となる。

 当時から暫く、ゾンビ者はマインドコントロール的な物として畏怖されてゐたと紹介されてゐる。ブードゥーにおける魂の構造であるcorps cadavre コー カダーヴル(肉体) name ナーメ(肉体の霊 生命活動担当) z'etoile ゼトワール(運命などを担当する星)gros bon ange グロ・ボナンジュ(ロアの受け皿。守護するもの 生命の源) ti bon ange ティ ボナンジュ(人格とか意思とか)とかは一切出ない。

 いはゆるブードゥーでのゾンビが紹介されるが、説明の際に、「犯罪を犯した制裁」としてさう言ふのになったリアルゾンビの人、と言ふのは出るが、処置用の毒をテトロドトキシンであると言ふ。私は知りません。

 あと、アメリカ領としてのハイチは異境の地であると言ひ続け、アメリカにおいて親しみがある「蘇る死者」について言ふ際、ブードゥーといふカトリックみのある異教の一部がアメリカ人になじみやすい とか言はない。

  でジョージAロメロのナイトオヴザリヴィングデッドが出る。低予算のこれは、蘇った死者グールが、人をかじって同志を作り増殖するといふ奇怪でカタい核をもち、ヒットをかました。てふかリヴィングデッドさんはグール。

 1992年 ドイツでサム・ライミ監督の作品に対し、刑法での発売禁止といふ処断をするべくいろいろが行はれてゐたとか。そんで、「人間をぶっ殺す」のはよくないといふのをゾンビに適用するのは拡大解釈であり違憲であると言ふので販売ができるやうになった(刑法は後に改変されゾンビさんが壊される表現も駄目になる)

 後ゾンビ者が、影をひそめるやうになるが(1990年代)。1996年、バイオハザード(ゲームの)で、人気が出る。その後、『ウォーキングデッド』といふTVドラマまで出るやうになるとか。ロメロさん以来、「ゾンビは走らない」がデフォになってゐたが、いつしか「走るゾンビ」と言ふよくわからないものが出て、そっちはそっちでヒットする。

 『ゾンビランドサガ』をやる。「萌えの破壊」「ゾンビとしての特性を生かす」とかでゾンビをアイドルにすると監督さんが言ふ。