いんげ

ウクライナ侵攻で我々に関係といへば、ガソリンの価格が、小麦が、とかの他、

 自分の分際を弁へる 自分の軍事力他、経済力と、物資のいろいろはいかにして自国へ来てるかを把握する。

 他人へ ウクライナの惨状を(2010年代の辺にはあったらしい)見せる。少なくとも多数諸外国のマスメディアを介して行ふ。

 その上で、とやると開戦は2010年代になる筈であるが、うー。

 ちゃんとした、普通は軍隊は統制されたプロの集団で、通信機も自前の者の筈で、「敵地」のアンテナが事故で壊れたとしても別に問題ないやうな装備を持ってく筈であるが、なんといふか。ロシヤ兵は人の命を何だと思って、それが鴻毛より軽いばあひ、「質量」のあるあるいは出てしまふ将官クラスが死ぬって。
 てふかロシヤが侵攻しましたー アントノフ、制空権がロシヤ持ちなので安全にピストン輸送~戦闘中、ロシヤ兵が土人のおねいさんとセーラームーンとかの話で燃え上がる~のおまけで、戦地になった辺りのマーケット的な所で、どっか出身の兵士が「お土産」の強奪、と言ふのが普通だと思ふのだが、文明圏であまりにも凄惨なしかもお粗末なものが、あぁ。

 何某かの事大或いは「とにかくロシヤへ媚びる」派がツイッターで散見されるが、ああいふ、文明を益するでなく国に損しかもたらさない戦争へは非難を浴びせるのがリスペクトしぐさだと思ふのだがなんつうか。

 檀原照和『ブードゥー大全』

 すでに絶版で四千ウン百円で買へない ブックオフでも丸善でも無理。
 ハイチやキューバ、あと南米でクロンボの皆さんが興した諸宗教、ブードゥーの他サンテリアやカンドンブレ、レグラアララだのパロモンテだのと言ふものが、いかにぐちょぐちょぬとぬとさはさはしてゐるかを説く。

 ヨルバ人とかフォン人の、「相手をやっつけて捕虜を白人に売る」と言ふえげつない抗争の歴史と、ドラムのビートとダンスに神話で構成される信仰が、カトリックを隠れ蓑にするんだか習合するんだかでたたき台になり、体系化を為し、さらに他宗教を吸収するといふアレが展開する。
 イデオロギー、自身のアイデンティティをかけて行はれる祖霊と二次元のアフリカンな田舎への郷愁、他をドラムで表現するので、その吸収はすごい。よく知られないバントゥー系の興したパロモンテとやらでンプンゴと呼ばれる神の至高神として設定されたゾンビの原語であるらしいンザンビといふ光明神で正義の神が、後にヨルバ系のサンテリアが成立すると、普通のそっちのパンテオンで至高神へと習合と言ふことになり、ゾンビと言ったらいける死者(厳密にはさうでないらしいのだが)がどうたらいふ宗教がキューバでも興った後それがサンテリアへ吸収される。いっつけいおす。

ウンバンダと呼ばれるブラジルの宗教で仏教まで入ったクレオールなもの、のWIKIに書いてある
Zambi(至高神ザンビ) preto velho(プレットヴォエーリョ 黒人奴隷の賢者) caboclo(インディオの狩人カボクロ) cliança(子供の神クリアンサ) exu(欧州や東洋などの移民エシュ)はこちらにも収録である。

 高橋留美子『Sに捧ぐ』地元のどうでもいいアイドルが、ファンあるいは学校の仲間へ迷惑ばっかかけて死ぬ。彼に異常なアレを蒙ったをっさんAは、「S」とやら言ふ彼からの「あの女性」への指輪を託すべく、自身の共有する怨念渦巻く同窓会じみた所へ赴くと、Sさんはいっぱいゐるのであった。

 ちばてつやひねもすのたり日記』ラジオアクティヴの恐怖いやそれが医療の者としても。

 リミックスZ 
あくびについて
回転寿司 手長エビ(生きてる) 豚骨ラーメン寿司などを食ってきたをとこによる寿司の話。
 
スカシカシパン通信

 鮫に食べられないウェットスーツ
 シャークストップ社による。鋼より強い者でネオプレンと混ぜる