なんか知らんのだが、日曜日の午後五時にTVの前に行けない。とか言ってるうちに『水星の魔女』のグエル先輩は弟と相打ち、スレッタさん家はこじれ、チュチュパイセンは下げられない頭を下げ、ハロは暴走し、最終回であった。あの辺のエアリエルとキャリバンに関する用法はシェイクスピア『テンペスト』に関する注釈なのか、「いやみを込めたそれへのまねっこ」であるパロディなのか、若干謎である。
エリクトとやらがヒロイン狸へ
「わからずや」
と言ふのだが、これも手塚治虫『鉄腕アトム』に出てくる主人公のセリフの有名なものであるが、その富野由悠季御大がアニメ版で手傳ってゐたその作品に対する何かなのかは不明である。
南瓜が何となく生えてゐる。
サカバンバスピス
どうせ、フィンランドの自然史博物館がデザイナーのリスペクトを」し得るる程度のどうでもいいものなのでと思ったのだが、資料は結構あった。
古生代オルドビス紀の魚。顎がなく、視覚器官は前方で固定アされてゐる。この辺の魚の特徴として前が鎧のやうなもので覆はれてゐるため、古代ギリシャのアスピスと呼ばれる円盾〈直径30センチくらゐ〉を付けて命名される。アスピスを持った戦士は足がお留守なのでグリーヴと呼ばれる足ガードを佩くさうであるがこの魚も尻尾の辺は鱗で覆はれてゐる。全長30センチくらゐ。21世紀になってからオマーン、アラビア、豪州などで発見されてゐるので四億年前にその辺が固まってできてゐたゴンドワナ大陸の海にあの面をさらしてゐたらしい。さらに浅い海の海底をのったらくったら泳いでゐたらしい。「塩分が薄くなると死ぬ可能性がある」といふ記述のある本があった。1986年にボリビアのサカバンバビラの近所で発見されたので、サカバンバの円盾といふ名前が付いた。だからと言ふ訳でもなからうがアルゼンチンとかでよく取れるさうである。
あほすたさん『秋田書店のあほすたさん』ユーチューバーについて。
山口貴由『劇光仮面』 あの症例における「藝術の魔性」としての評価と、警察官はやっぱ悪と闘ひたいよなと言ふのと、アレ。ミュラの聖ニコラウスは商人の守護聖人でもあるんだけど。