づふぉぜ

暇空茜 『ネトゲ戦記』


元よりネトゲのアレなので、自分の人生へ取材した作品であるわりに作中では著者の水原さんでなくてTouyaだか何だかといふ「別の存在」がをって、そっちがオンラインゲームなどで蛮族を煽り然るべくゲームを盛り上げ、何某かのフィードバックを得る。そのため作中の「自称」が「彼」(「彼=水原」)で、ネットゲーム他は暇空茜とか「空白」といふ統一された名前でやってないけれどもまぁ自己対象化が何となくされる。
 「彼」が会社へ就職しゲームをやり上司に怒られ燻り盟友で然るべき信頼を得うるはずの人に拾はれ、会社を立ち上げ同僚からせせら笑はれるやうな契約他の際のいろいろをした後、その男に裏切られるので八年に及ぶ裁判をし一応まぁ勝利を勝ち取る、まで一応「今改めて資料を見ると」「今にして思えば」はあるが、うーん、「彼」表記は一貫してるけども、うーむ。

 宮本政於『お役所の掟』

 失敗したと言へるもの。著者はこんなんですといふのが一応紹介されてゐるが、「こんなんがお役所へ行ったら完全な異世界だった」へ至るやうなアレがない程度に著者とお役所の人の間がない。さらに著者は上記のアレの如き「全体の奉仕者」になることなく犯罪を犯した際には、アレしてゐる。

 倉坂鬼一郎『活字狂想曲』


 「会社へ行ったマレびと」がそこでいかにおバカをやるかあるいは、そこがいかなるものかを書く。

 ゆうきまさみ『バネが来た!』第二話。ストロークが 「斬新なもの」といふか若干心配なのだが、アレ。件の小説家の先生は、とりあへず田舎へ行き満天の星を仰いで、その年下の友人へ、ライフワークじみた創作を話す。もちろん小嘘なので困るが、この馬鹿垂れはメカにも、そして。

 あほすたさん秋田書店のあほスタさん』マツコ・デラックスとTV(テレヴィジョンだ)関係のお仕事について