ほっほええ

朝起きる。まだ若いもんには負けん。とりあへず近所のローソンへいろいろ払ひに行く。ぢぢいやばばあが朝っぱら(午前五時)から起きて歩いてゐる。

 払ったついでに週刊文春を立ち読み。 目ぼしい記事はなし。「漫画の時間」は、村上竹尾「死んで生きかえりましたれぽ」Pixiv掲載だ。それこそ当事者の生の声だけど。

 村上先生も、入院中施設内を這ひ回る「トカゲのようなもの」を見たさうであるが、父も入院中、なにかを目で追ひかけ

「何よあれは」

と言ってゐた。当時の通りすがりの看護婦さんによると、入院したては見えるさうである。

2013年四月に死亡して、七月には当時かいたお化けの絵を渋へうpしてゐて、でコレの第一話掲載が十二月。この速度は、現代医学の脅威かその他、死のうと思った本人の生命への希求。村上先生は母親から仕事を蔑視され、他の知人から一応「絵を描く仕事をやる人である村上」に関する罵詈雑言を言はれ、で、なおかつその職業にすがりつきその仕事ができない体に絶望し、幼児退行や脳浮腫などから半年で復活を遂げる。介護士や看護助手の取材がない以上、さう言ふ人はいい人である部分しか出ず、さういふ技能を持つらしい妹さんも「謎の柑橘系百パーセントと称するジュース」や他の話をして、ゴールデンボンバーに関するうんちくを披露する兄貴にびっくりし、やさぐれて緩やかに自殺を遂げんとしてゐた外道な兄貴にあきれてゐた弟君も「ありがとう」と言ふ「たっちゃん」に付き添ひ、看護婦さんお医者さんもいいことを言ひ、一見なんかこいてる上司も泣きながら叱咤する。

 鬼灯の冷徹 まあこんなもんだ。一触即発なぬこの前でハンドクラップすると、にゃんこが止まる と言ふのを江口先生が報告してゐる。

 「風雲児たち」まさか艦むすが拝めるとは思はなかったぞ。