ててろゆ

南條竹則訳『インスマスの影』

 英語版のWikiの「Star Jelly」に書いてある『異次元の色彩』をクトゥルー神話関係と言ひ張って収録。なかなかいい筈。

 新潮社刊でも背表紙が黒い。

 『狂気の山脈にて』 ダゴンの最後は「窓へ!窓へ!」誤訳とかぢゃない良い仕事。

 横溝正史『日本探偵小説全集9』所収
『鬼火』『探偵小説』『本陣殺人事件』『百日紅の下にて』『獄門島』『車井戸はなぜ軋る』 
 『獄門島金田一さんが床屋で髪の毛を洗はせてる。舞台設定の年が昭和二十一年だからあれなんだけども。
 カンカン叩きに関する記述の変遷とかを、調べるこずくはない。修験道における装束の意味付けに使はれるダキニ天と大聖歓喜天弁才天と舞台である島を考へると、ダキニに関連付けられる如意が出てくるんだからお寺に弁天がゐてもいいと思ふ。
 栗本薫先生の解説が結構よい。

 表情筋が疲れる。

 リミックスZ
 ジョージ・チャーチがマンモスの復活に関して十六憶五千万円をかける
 マンモスさんは残ってるDNAがGDGDなので、象さんと遺伝子を架け合せる!!んださうである。
 しょこたん他「倫理おじさんなんか言って」

 冬眠の話

高橋政代先生が拾ったらしい砂川玄志郎先生による冬眠の話。

 砂川先生といふ小児科の人が、冬眠についてなんとか研究する。寝かせれば代謝他病気の進行がなんとかなると思ったら。
 冬眠と夏眠は同じ生理現象らしい。てふかおねむの原因は、外気温でなくてどうも飯の関係らしい。
 しかも寝ると言ふより永眠らしい。
 人間は冬眠してた可能性が示唆される。一万年ほど前にはアイスエイジがあったので、その頃にはやってたんぢゃねえかと言ふ説がある。

 相原コージ『かってにシロクマ』の描写は一応正しいらしい、

 スカシカシパン通信

 タツノオトシゴの交尾を傳へる絵本

 に対してアメリカの団体が難癖をつけた件。

 ジョニーアップルシード譚も悲しいので駄目、ギリシャ神話もウェヌスが裸なのでダメだと続くらしい。へー。