えぺぺけえぺぺけ

 盆の関係を何とかせんといかん。
 雨が降る。

 『ぶらどらぶ』第六話なぞを見てしまふ。押井守といったら、『しあわせのかたち』のCDドラマ『ふしあわせのかたち 水晶の滑鼠』で、桜玉吉御大のやる『悪魔城ドラキュラ』ネタをまぁやってゐたが、またですかである。劇中、娘さんが蜷川幸雄ばりの稽古をつけるのであるが、換骨奪胎の面目躍如と言ふか、「押井守さんがアニメ等のスタッフ(声優ではなくてデザイナーとかアニメーター)へ稽古つける」のはあんなんぢゃないかなぁとか。さらに件の彼女は、「よくあるお芝居で関係を深める」フォーマットに基づいて、然るべきコミュニティへ引きずり込まれるとかならしい。
 『うる星やつら』では、押井説でキャラクターが全員何がしかの訛りを持ってゐると言ふのだが、この作品でもなんかそこまで全員方言使ってなさげだけども一人訛ってる人が。
 
松本大洋『東京ヒゴロ』ネット時代での、紙による雑誌の流通を何とかせんとする編集の人と、他。
 ダークサイドミステリー
 妖怪関係 『稲生物怪録』とか水木しげる大先生様とか。
アマビエとか件とか。
 件に関し 「西日本で語られる」とか「内田百閒がどうたら」とかは無し。水木しげるメディアで、「父から聞いた」としてなんぞの豫言をするといふ件傳承が紹介されてゐたが、ポッと出のアマビエに対しその異常な浸透力を持つといふ点で、これは紹介してもいいと思ふのだが、出ず。

 そのアマビエが一回御一新で弾圧されるのに対し、件は大戦において民衆の思ひを吸収し代弁し、とやるが、小松左京先生の「神戸のクダン」に関する傳説は出ず。勿論、1945年当時の憲兵が弾圧目的で夥しく収集したクダンに関する流言飛語関係もなし。

 「ヒカリモノ」と為政者によるそれの記録に関し、源実朝以下、記録した人がなんか発光体についての分析をしてゐる点を「為政者の仕事」としてゐる。プリーストキングみがあるのであった。