うのげほゆ

 アナザーストーリーズ  『北斗の拳』を見てしまふ。
 原哲夫さんがお話がダメだとか、武論尊大先生のフォーマー自衛官としてのソレとか、本宮ひろ志先生との関連、編集者がもはや、粘菌とかなんかみたいに、反射的に反応して、絵の上手な兄ちゃんを採用し、なんか自分の趣味を書かせ、でもあからさまにダメだったのでぢゃあっつうて編集長の意向を蹴って打ち切り、原作者を探してきて、作者の書きたかった奴をやらせてみる。その後のいろいろも、粘菌がのたうち回って餌をとるごとく、何か普通のパワーハラスメントにしか見えないものをやりながら良い者が出る。はー。
 カンボジアの悲劇とか、ブルース・リー松田優作、はあった。
 原哲夫大先生と武論尊大先生は一回もあってないさうであった。
 十週で出来るやうな関係で、
「ユリアァアアアア」
まで当初から何となく作ってるんだなと思ってゐたら、三話くらゐしか先を想定してなかったさうである。あべしっである。その、秘孔をつくアイディアは編集の人が支那の文献漁って発見したとかである。へー。原哲夫先生か武論尊大先生くらゐの知識の体系にきんなとかがないと言ふのは、へー。
 “戦前”の、高校生のケンシロウさんがなんかやるやつは、現代劇で前の奴で、読み切り版の戦前用ぢゃなかったと言ふのがなんか「ひでぶっ」である。(個人的に北斗の拳関係のムックかなんかで見たので)ぴゃっとしか見なかったのだが、パイロット版は北斗ナントカに劉家の記述があった。前後してなんたらジャンプでやってた『諸怪志異』のレギュラーキャラは、ジャンプの段階では五行先生であったが、後に劉真人と言ふ名前と判明した。諸星大二郎大先生―。
 そのひでぶとかあべしっとかナベッとかガニッとかの断末魔の叫びは、モデルが赤塚不二夫先生の「~だべし」「ケムンパス」「シェー」などのタームを原哲夫先生がイメージしたさうである。へー。その叫びは何回も没喰らったさうである。へー。
 編集の人がバイク関係に興味のない兄ちゃんへとりあへずモトクロス物やらせて、次に彼のやりたい支那関係をやらせてみると、原作担当の人がマッドマックスを持ってきて、作画担当が大量にバイクでヒャッハーなシーンを書かされるといふのは、粘菌が迷路を潜り抜けて餌にたどり着く如く、手探りの割に王道へ行ってる感がある。

 週刊少年ジャンプが、確かに胡蝶しのぶさんが引っ張ってた今ならともかく、1970年代後半から、マンガバブルの頃まで、「自称弱小零細雑誌」であったといふのは言はない。1980年頃には、勢いが凄まじいは出る者の出版社が、「二百万部しか刷れない」とか言ってゐたとかさう言ふのは完全無視。まぁ。

リミックスZ
 摂氏45℃ まで生息できるアメーバさんによるアメーバ性髄膜脳炎
 ある程度汚れててもアメーバさんは棲息が可能。症例85件
 フォーラーネグレリア コロナウィルスさんとか「可視化できる眼鏡がほしい」と言ふしょこたん
 北アメリカ南部に生息してゐたが、だんだん北上してきたさうである。

 クレイジー考古学
 丸山ゴンザレス マスターゴンザレスのクレージー考古学 マスターキートン関係で。

 スカシカシパン通信
 インドネシアのニワトリ、アヤムセマニ
 黒い。肉、雛、骨まで黒い。
 黒い生き物ってかわいい(中川翔子評)
 かっこいい(山田五郎評)
 食べたい(お二人)