『千と千尋の神隠し』の絵コンテで、ジネンジョと言ふ呼称があったので百万回ほど見たそれを見る。
お客の方であるその方が出るのは三秒かそこらであった。
地べたが凍る季節となりました。
ガマ島と言ふものがあることになってゐたらしい。
16世紀、J da gama と言ふポルトガル人が、マラッカでスペイン人との密貿易をして大儲けし、それがばれて北方へ逃走する際、北海道の東側に位置するこの島を発見したといふ。
その後、スペインの探検隊とかがその島を見つけんとしたが、結局空振りに終ったさうで、さらにその後、オランダの人が、ステーテン(評議会)によりカンパニー(会社)の後援でもって北方へ行き、二つの島を発見する。さう言ふ経緯で、カンパニーズ島、ステーテン島と命名されたが、ソレは、土人のいふ得撫島、択捉島であった。
大変ややこしいことに、事態は「西欧ではこの二島がそのような呼称で」に行かず、「カンパニーズ島は択捉島でないがガマ島と同じ」と言ふ謎の理屈が発生、当時の地図には現北方領土のさらに東へ、なんか若干でかい島として「ガマ・カンパニーズ島」が描かれるといふ謎の現象が興る。さらに、さう言ふわけで、発見した人は信用ができない人で、資料によれば、千島の奥と言ふか現北方領土の東側辺りに、金などが出る島があることになってをり、探検隊はそっちの方の島を探してゐたらしい。彼らがどう言ふわけでそのガマ島(資源があるんだかがわからない)をついでに見ようとしたのかは謎に包まれてゐる。
てふか『世界をまどわせた地図』『世界伝説地図』の両方に書いてないどころか、ググると「ステートラント(択捉島)」と書いてゐるウェブサイトがあった。
蛇蔵『天地創造デザイン部』そしてその凶悪な事態は!!アレは分るけども、 アデリーペンギンＶSラッコの鬼気迫るバトルが!!
