へけすご

モーニングで、ちばてつや大先生がなんか書いてゐる。
 ちば大先生のアマビエ様は、ありがたみはある。

 『バジャとスタジオ』は見た。

 アニメスタジオの中で、女性の監督が苦労してゐると、そのペットであるバジャ(多分齧歯類)とガーちゃん(「電池で動く」アヒルのおもちゃ)が、夜には劇中アニメのアレである、彗星の魔法少女ココと仮面の魔法使ひギーの対立の中、アニメスタジオ狭しを遊びまくるのであった。

 そんでもって、ノートパソコンの中にあるリアルな海に、ガーちゃんとそれを救出するため飛び込んだバジャ、とデウスエクスマキナみが無い監督が入り込み、なんとかする。

 齧歯類系がテーカップに収まってゐると、なんかいいよな。(ヴィクトリア朝の英国では、ヤマネを壊れたティーポットとかに入れて飼ふのが流行ってたさうで)

 ダークサイドミステリー 
 人間やらかし感染症関係。

 まぁ冒頭はCOVID-19 に関するデマがなんだとか。ペストとかコレラとかスペイン風邪に関するいろいろを紹介する。支那はやらない。

 黒クリさんは病原体さんが見える人だったのか。近所の、いはゆるデノミネーションと呼ばれる、地元と“キリスト教”に関係が無い(阿弥陀如来と言ふクリスチャンみのある御仏を拝むうちの旦那寺の宗旨の訳語がデノミネーションだったけどあうあう)、でもカルト(は外国では熱狂的なアレ全般を指すのでセクトの方)でもない、安全だけどトンデモな教団の教祖様が、信徒だかなんかの、「HIVウイルス」を抓んで取ってると称してゐた。その猊下は干支一回り程前にお亡くなりになってゐるのでcovid19のコロナウィルスをちょっと取ってくりょって依頼をするわけにいかない。

 秋津島での幕末のコレラ流行の際のパニックを紹介する。
 アマビエとの対比で虎狼狸 を出す コロリの絵を出し「虎の頭、狼の体、タヌキのアレ」と表現。

 コロリ(コレラ)の病原はクダギツネであるとし、クダはマイクロワルギツネであると説明されたのを紹介。
 南方熊楠が、訓狐の羽を護摩壇に入れてなんとかヴァジュラドキニなんたらって唱へると、相手へマイクロドキニダイヤモンドさんが夥しい数で相手に襲ひかかり毛穴から入って血を啜り上げるといふ呪術を紹介してゐたが、南方先生の頃は「訓狐」を狐系と解釈するシッタカさんがゐたさうであるが、今これでググると梟だかミミズクと正確なアレが出る。ドキニ=ジャッカルと思はれるがさう言ふ形でのアレを幕末に浸透させる言訳になったアレがあったのはとても嫌である。

 雷獣=千年モグラを、コレラの原因であり外来種アメリカ狐であるとする説が出る。

 ニホンオオカミの頭蓋骨信仰が爆発。オイヌ様の絶滅を誘発するまでに出る。

 中世欧州のペストをなんとか。

 14世紀の流行と、天文学的(天体の異常による瘴気の発生)な原因と、それをあれする形で出て来るユダヤ人(に、らい病患者とジプシーの皆さん)迫害がでる。でもそっから経験則他による状況の分析みたいなものが芽吹くとかも紹介する。

 手洗ひ まぁピコ太郎をやる。
 ゼンメルワイスの、調査と統計による結果、産褥熱は医師により、患者の持つ死体粒子みたいなものが医師を介して感染するといふうざい説を発表、手洗をして病気を減らすに至るエビデンスをもったが、医師会は無視した。しかもゼンメルワイス先生の死後、コッホ大先生のアレにより、病原は瘴気でなくて他のなんぞによると言ふのが証明されると言ふアレな何が出る。

 それに関する言訳で、ゼンメルワイス先生 はきっつい性格の人だったらしいと言ふのが紹介される。岩田健太郎先生が、あぁこのばあひ、ダイヤモンドプリンセス号の患者さんをちゃんとした手続きできちんと的確な指示と的確な対応をし、ほぼまぁ全員を何とかした上で、医師がヴェクターになってどうのをお医者様へ言ふとからしい。このばあひの岩田先生は多分、つべとかで、医師がヴェクターになっててどうのなのでこれをやってくださいっつうてなんかやると思はれるので、医師からは蛇蝎のごとくの他民衆からは奇跡を起こす男としてちゃんと、うぅっ。

 スペイン風邪流行時 サンフランシスコ市長が、ワクチン(ウィルス用でないので効果がなかった)奨励の他 公共施設の使用を禁止して、第一次世界大戦でお国のために戦ふ兵士とナショナリズムを言訳にマスクの着用を要請。こっちは皆さんがマスクをしまくってゐる。ちゃんとそれが功を奏し、ずんずん患者が減っていくと紹介。その後に、WW1の休戦が宣言され兵士と、クリスマスのついでに、インフルエンザウィルスさんの第二波がちゃんと来る。
 兵士がどうたらと言ふ言訳が利かず再マスクをと言ふ市長の訴へは退けられ、全死者の半数が出ると紹介されるが、信仰的な観点でのマスク忌避問題は全く言はない。