あめだー

 七月11日
 朝から普通に雨であったが、午後からものすごい降水量になり雷も出る。
 避難の準備をする。が、若干雨の量が少なくなり、土砂崩れの可能性が何となく下がってくる。
 
寝てるとアレなことになりさうなので『世にも奇妙な物語』なぞを見る。

 『シミ』 広瀬すずさん演じるなんか、が若干不条理でリアリティのなさげな展開をしてゐるなー と思ったらあれだった。

 『三つの願い』 うーん、うーん、えーあー。猿の手とかあるんですけどもランプですか。うー。

 『燃えない親父』 なんか知らんけど燃えない亡父の遺体を巡る、なんかのイタい展開と、泣かせ&ほっこりの果てに、落ちがまぁ、亡くなった人的にはいいよな。焼く人のキャラクターに関する説得力が、うーん。

 『あー』 雑に見てゐる。

 雨は午後十一時ころ(つまり『世にも奇妙な物語』が終った頃) 終息に向かふ。

 島本和彦アオイホノオ』 焔はッ!!『みゆき』アニメ版が、根性籠ってるのを確認する!そして!!わきで見てるおねいさんへ、みゆきの声を当ててる、荻野目洋子さんの評価と!!鹿島みゆきの声を当てる声優とそのキャラクターがいかに素晴らしいかを力説する!!『ペリーヌ物語』は!!ペリーヌさんの言葉遣ひは!!さうなのか!!

 草が― 草が―

さう言ふわけなので、麒麟が来るまでの穴埋めとして、竹中直人版の豊臣秀吉がどうたらをやってゐたので見る。
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 確かに、秀吉公がダシになった、太陽神信仰のプロパガンダの一環で、日吉丸が、ママンの中に太陽が入るといふ夢を見て、どうのといふのの中に太陽神の使徒であるおさるが入ると言ふのが、確かこれ放送時のちょっと後で呉智英先生が、えー(何か他の先生が、ちゃんとしたエビデンスを以てさう言ふのを言ってゐたが、『へうげもの』でも採用された説によれば信長公は秀吉公を「禿鼠」と言ってゐたといふ)、とか、プラグマティックな信長公とさう言ふわけで比叡山の焼き討ちに抵抗する藤吉郎、といふのが、さうなんだけど、第六天の魔王はー、とか、言ふ私は大河ドラマなどは『炎立つ』と『真田丸』以外ほぼ見てゐないが、これはなんとなく竹中さんの
「心配御無用!!」
と、
「このサルは夢を見た!!」
と言ふのと、墨俣城建ててるんだよな、でおさるを書いた旗を掲げるとか、ガンマクの処刑シーンを、なんとなく覚えてゐる。
 これの公開時の辺りで、押井守特集の際に、竹中さんが、押井さんへ、「時代劇を」所望してゐた。宮本武蔵が馬キチガイで刀関係には拘らなかった説を展開する時代劇っつうか宮本武蔵論アニメの前に、押井関係と竹中さんの間で音信が普通になるとかなんとかが(イノセンスの直前まで)。

 一応夏なので、Eテレで水木しげる関係の妖怪をやってゐた。
 今さらながら、快と怪は、字音仮名遣で「くわい」であった。ラフカディオ・ハーンの『怪談』のローマ字表記は「Kwai dan」で、生前水木先生@ミーイズムの鉄人である傷痍軍人マンガ家が、嫌々行かされてた南方へ行って、生きてるのを確認するとどうのと言ふのをこく中、お弟子が腹筋を壊しつつ耳から漏らす言葉「愉快」の発音が「ゆくぁい」であった。

水木しげる先生の御著書で一貫して「バシャジャウン」として紹介される、バスク人の傳承に出てくる巨人の、呼称はスペイン語なのでbasajaunで「バサハウン」と発音する。

 あとパタゴニアで発見された「旧約聖書に出てくるっぽい」後ろ足が歩行器官として機能してさうな古代蛇は、さう言ふわけでヘブライ語なのだが、発見した人がスペイン語圏の人なので、表記は「Najash」でヘブライ語の発音は「ナハシュ」なんだけど、普通「ナジャシュ」って読むよなぁとか、そのスペイン語でのニンニクはアホなんだけど表記が「AJO」とか、ふう。