ぎふた

朝から雨 

 ぱふんん

呉智英『リアルのバカ』何のそれをされたクロンボが犯罪者である点を踏まへ、BLMと『風と共に去りぬ』の顛末を書いた後、役割語と言ふものを紹介し、『風と共に去りぬ』でのクロンボの人の英語の訳語〈「南部の人なのに」「なんちゃってトーホグ弁」〉を紹介し、差別の構造を問ふ

 ダークサイドミステリー ゾディアック関係

 劇場型犯罪者としてグリコ森永事件を上げる。

 1969年 サンフランシスコのいろいろを恐怖に陥れた犯罪

 ゾディアックとやら言ふそれは、最初に、殺人の事実を警察の電話交換所へ公表し、その後、新聞社三つばかりへ、なんかの暗号と「これを一面に掲載しろ」といふ脅迫を送る。
 倫理と商売の板挟みになった二社は一応断念するが、ある新聞がそれを載せる。

 新聞屋さんへ掲載 と言ふ形で、マスメディアをプロデューサーに劇場型の犯罪をやる、創始。同時期のきんきろう事件と併せ、そんなマスメディアを手玉に取る犯罪は前代未聞なのでさう言ふ皆さんが困る状態であったと言ふ分析が出る。
 一応、リテレートなNHKの人が、経験則に基づくいろいろで、かう言ふのはかうやります的な物を言って、ゲストが誉める、と言ふのはある。

暗号は高校の先生がなんとかする。でも文章は「私は人殺しが好きだ」とかの文章。

 後「Z340」と呼ばれるなんか(暗号と言ふことになってゐるがゲストの人は「でたらめ」と一蹴)が送られてくる。

 そして カップル殺害から、タクシー運転手へターゲットを変へた時点で、サンフランシスコの皆さんが恐怖にまみれる。

 TVに出る(声だけ)とか何とか言ふのが出るが、出てきたサムと名乗る人は、実はあれだったといふ事実が判明する。

 1969年 スクールバスを襲ふといふ犯行声明により、バスアラートが出る。警察に保護されたバスは、結局無事であった。

 ゾディアックさんも爆弾を使ふ。ただ、それの設計図だけで、それの掲載を要請した手紙を出したのち、1974年頃に、爆発をさせることなく消える。