気合の入りまくった雨。 嫌。
ちょっと遠出。うーむ。
ブックオフで『虚航船団の逆襲』と『ひでおと素子の愛の交換日記』三巻が売ってゐた。
ただ単に筒井康隆著、吾妻ひでお&新井素子 といふのだけでなくて、1980年代、TBS(がアレなのではなくまだ気を吐いてゐた頃)の『わくわく動物ランド』と言ふ動物バラエティ番組の、いろいろが両方に出てゐるのであった。(新井先生の作家七周年記念新井素子コスプレ大会の主催が筒井先生なのだが名前だけ)
筒井康隆著の『虚航船団の~』では、
「『虚航~』にラッコ出てない(P247 厳密には単行本P183文庫版P220で、魔都ククモに少数民族としてラッコが出る)けど『わくわく動物ランド』で」
と言ふ記述があり、
「好きな番組はカラーバーとNTTのCM」と称してゐた新井素子先生が、その当時は『わくわく~』を見て、好きなニシキヘビや、脚の生えたオタマジャクシの縫いぐるみを配偶者氏へ製造元の関係の情報を提供しお願ひして、貰ってきてゐる(197頁~)。さらにその頃、さういやって新井先生宅へ来た夢之介(ニシキヘビのぬいさん)がポセイドン(鯨のぬいさん)と碁を打ってゐる。へー(予測の範囲の想定内で、その薬師丸ひろ子にかまける大蛇のぬいさんのこっちで「SLGの大戦略だかやってるホモサピエンスのバカップル」がそれをやってゐる可能性はあったわけで実際やってるらしいの)。
筒井康隆自作を語る
大江健三郎がどうたらとか、星新一がなんだとか、新井素子先生のデビューに関して星新一先生が猛プッシュしたとか、の他、WIKIの編集の人で翻訳をやってゐるカスガさんの『萌え絵で読む『虚航船団』』についての言及(150頁の辺り)があった。ふうん。カスガさんの書く糊は私も好きですけども。
Newsweek で大月隆寛先生が、その札幌国際大学を、馘首になった件について1ページで記載してゐた。
留学生受け入れとそれのアレな(外国人に日本語を操る能力があらうが無からうがとにかく突っ込む)状況でのソレ、について先代の城後豊学長と大月先生と他何人かで何とかせんとしたものの、なんか気合(!!)で経営側が学長をすげ換へ、後におまけの大月先生も解雇、といふ経緯と、地方の小さい大学が留学生の受け入れをやったところアレになったのと、
2020年から理事会に入った「嶋●和●」と言ふ人と、嶋貫(はぅっ)さんは「天下り斡旋事件で有名な」前川喜平先生の片腕で有名 といふ件を書いて終る。
還暦過ぎた先生の文章がまだまだ若いころとあまり変ってないのはよいことであるが、えー、
先生のそこへ潜入すると、そこにはデフォルトで日本語が堪能な外国人が佃煮になってゐて、さう言ふ人が謎のエキゾティックな日本像を叩きこまれて帰ってくんぢゃないんですか―(浅羽通明説)学生のN2なんとかはクリアしてくんないとー。
『田口ランディ その盗作=万引きの研究』
田口けいこ先生の盗作とかパクリとかに関するマルチ商法的な問題の他に、その、
訴へられた先生が、訴状はなんぞ、「田口何とかいう小説家?がなんか依頼に来たから素人に書かせてみる」感がむるむるしてゐて、裁判所と言ふのはどう言ふところで、かう言ふ場合に田口先生が、かつての所業を裁判所で公開され、結局は民俗学者でなんかアレなのを訴へたつもりが自身がアレになってしまふ、と言ふのを懇切丁寧に書いてゐる。
えー、大月先生は、見せるところでどうやって戦ふか、をよく知ってをられる方で、既にツイッターで静修短期大学改め札幌国際大学の“惨状”をそこそこひけらかしてゐるのだが、さう言ふ状態で気合での処分と言ふのは、あの、えー。大塚英志(私のパソコンも予測変換を拒否する程度の人)先生へ水かけたと言ふのもあのー。