ぶぐふょー

キャサリン・メアリーらしい=ブリッグズ大先生の、『妖精事典』のぬこ関係は、多分「英国人やる」スタンスが無駄に出てゐるので、ケットシーが資料にならなかったり、タガルムや大耳など、悪魔的なぬこ魔道や悪魔猫に関するものが、しっかりしてゐる、筈。
 英国人のぬこフォビアは、エイリアンビッグキャット関係を見れば一応一目瞭然である。なんぞ、19世紀ころからなんかで、ネコ科なら何でも猛獣で虎サイズで獰猛といふことになったらしい。

 Wikipediaなぞはどうせ、トンデモ本評論家の専門用語でビリーバーが書いてゐるからへんなものに決まっとる。
 そのアメリカ以外、オーストラリアの「Tantanoora Tiger」やロンドンのチーター、1980年のフェリシティ(ピューマの女の子。掻き掻きとかはできたらしい。野生の本能が発動してる感じはなかったらしいのだが猛獣として捕獲後動物園へ回収され、アイドルとして一生を終える)以降のピューマ化(ただ、2012年には「ライオン」がエセックス州で発見されてゐる上、黒いでかぬこが目撃されてゐる)を認めてもなほ、アメリカンビッグキャット、ジャガランディの種類の、ミラキノニクス・トルーマニ(アメリカで独自に進化した、アメリカンチーターになりかけぬこ)のやうなのの末裔が生きててくれないと困る。

 あだち充 大先生の連載がなんぞ休載らしい。あだち先生の兄上をモデルにしたらしい『連チャンパパ』とやらが流行ってゐるらしい。食指が動かん。

 呉智英『リアルのバカ』ポリコレ棒でないらしいけど諸島が群島の誤記だと言はれるとドキッとするよねとか、赤道直下のマーシャル群島を歌ふアレのは、酋長の娘とかいろいろとか、の他にLoverさんは男性を指す語で普通は使はれるとか、さういふの。

TRPG マジックザギャザリング(はトレーディングカードゲームの大御所であるが)がなんかされてゐるらしいのだが、『Shadowrun』と言ふ奴では、Vitasと言ふ凶悪なウィルス(ちゃんと致死性が高い)の高パンデミックによってソ連が崩壊し、他暴動が起きてどうのと言ふ設定であったが、コロナ禍によって、他がなくても、さらにアレの致死性が低くても、暴動は起きると言ふのが証明された。

トムピリビ

https://www.youtube.com/watch?v=RYxRIujyKgg&feature=youtu.be

https://www.youtube.com/watch?v=nzm2jWcG5tw

 原典はよいのだが、ダークダックス版では「アラビア語支那語もなんでも喋る」といふ一文があるので、
 いろいろ改変され、ポリコレ棒でぶん殴られ、アラビア語支那語を操る庭の鸚鵡は取り上げられ、
 なんぞの一発目レイプっつうか劣化が喧しいみたいな。

 ダークサイドミステリーを見てしまった。

 ジェヴォーダンの獣 ベート(ビースト系のフランス語) 獣を襲はず、単独で、ホモサピの女子供を狙ひ、殺すといふ謎の獣。十八世紀に出たらしい。犠牲者は百人以上。

 黒栗山千明さんが、マスクド黒栗さんになってゐる。

 狼さんは、ちゃんと残さず食べる 群れで襲ふ。だが、ジェヴォーダンのベートさんは、娘さんを殺害し、死体の大体を残し、単独でなんかやる。

 ベート像について、今泉忠明大先生!!は、なんとなくの信憑性を認める。

 時代背景を紹介する。ベートさんがもふもふしてゐた頃のフランスは、七年戦争で疲弊しまくり、民衆が立ち上がりかけてゐたので、農民はバイヨネットの如きしょぼい武器しか持てず、竜騎兵が動員されたものの失敗続きで、女装しても捕獲できず、ルイ15世は懸賞金を出すが、ベートさんは猟師さんから鉄砲で撃たれようが槍で突かれようが問題なく逃げまくり、いろいろあって教会から神罰だと言はれ、民衆は絶望するほかなくなる。

神罰説は、前もやったが、ジェヴォーダンでは逃亡プロテスタントがコロニー造ってたので、カトリックの教会がさう言ふのを当然のごとくやったらしい。

ベートの正体説で、シマハイエナ説が出る。根拠として、背中にしましまの他に、貴族とかが当時、虎とかを飼ってゐたと言ふので、さう言ふのが逃げた可能性を上げる。
さらに「猟師の飼うマスチフ」説まで出る。

 終にルイ15世陛下は猟師さんハイパーを持ってきたが、それはぱほーまんすに過ぎず、捕獲、に至るまでの過程は提示されたものも妖しく、その後に元気なベートさんが同じやうな殺戮を行ふ。
 偽装ベートさんは、今泉説で北欧の1,7mクラスのはゐるからそれ持ってきて、なんとかしたと。

 最新の情報をもとに、復元ベートを見た今泉説は、狗。ぶっとい首や長い尻尾ではなく額が、ウルフ系でなくてわんこ系。
他の今泉説は、アイリッシュウルフハウンドをアレして、育種された可能性。品種改良の最中に逃げた狂犬がさうなのではとする。