ぬぎゅしゅ

主任ぢゃなくて何かやらかしちゃった刑事モース。うごぉおおお。  なんかやったので、田舎と言ふか地方へ行かされてお大尽とか貴族様の方となんかしてゐるエンデヴァー・モースさんは、謎の殺人事件と対峙することになる。うぉおおおお。展開がー。キャラがー。
『映像研には手を出すな!』 アニメ。百目鬼氏が出る。まぁなんかアレ。金森氏が喋る。美術の関係の人が、関西弁。スタッフは「アニメってこうなんちゃう?」とかの他、ちゃんとした注文をいただく。なんとなく有能と言ふのが出る。なんかリアルアニメスタッフがガテンロボVSテッポウガニの制作見て、うりゃってやった感じ。てふか、EDでメカデザの方がゐる。
 部室とか怪しいラーメン屋の、部屋といふか壁は汚いし畳の目は書いてある。さかきさんがまぁ有能。キャラ的に女子高生でなくてなんかの、BBAでなくて、会社の方とか経営者とかな感じ(生徒会にゐると頼もしい関係だが)女子高生としては不自然と言ふ感じではないで良い筈。
 劇中アニメ 血管は浮き走る。アレがあってー 音関係はあのリアル声優が口でやらんといかんやうなアレだってのがあってー、生徒会のバイトとかやらされる金森氏がー、と言ふのはいい感じ。

 コロナウィルスと肺炎の関係 あー、a致死量はインフルエンザとかに遠く及ばない(まだ)bコロナウィルスは、ソレをやっつける薬などがまだ無いとはいへ「ウィルスが入ると肺炎」までは一応判明してはゐる cウィルスさんの空気感染とかはある。あー。

 南方熊楠『岩田村大字岡の田中神社について』(南方熊楠全集第六巻p126)

 

 

 南方熊楠『岩田村大字岡の田中神社について』(南方熊楠全集第六巻p126)

 南方熊楠コレクション第五巻p462で、五来重説の「ヒジリ=火知り」(五来『高野聖』によれば、「火をしろしめすもの」=火治り)を上げ、南方先生の「柳田説を享けた南方説」としてのヒジリ=日知り説を「南方の誤り」とし、P463で「南方的にヒジリは日しりでも火しりでも」とあるが、秘事の「秘」が乙音の字の関係の筈なのだが、ヒジリのヒと日は甲音 火は乙音で火と日は違ふ言葉である。南方大先生は橋本進吉上代特殊かな説そのものを知らなかった(古事記に出る白日神&聖の神の兄弟衆の庭日の神をなんか燎的な庭で火をたく儀礼を司る神としてはゐる)としても、原典は「建築に関するオリエンテーション(「東を向く」の意で、太陽の方向を鑑みて家を建てる算段をするの意)」「古事記に出る白日神本居宣長説で「向日神」で、日の陰で地の相や家相を見る神」「白日だか向日の神の弟分がヒジリの神」はあるが、「ファイヤーがどうたら」がない。あと「太陽を主張する姉神」との対応で、太陽の運行とか日商の影とかを見る神が、弟神から出たと主張するのが南方説。中沢新一先生~。

 あと、中国地方にある「ヒジ」、ヨリマシかなんかだったらしき小童(ヒジ)、被慈利(鉦打の呼称)、非事吏(高野山の)とかが、忖度でできた「ヒジリ」の使用とかあった。さう言ふのと、ラテン語圏のセージ系が、娼婦とか産婆とか香具師などを指す語でもある点が指摘されてた。あー。

 中沢先生は、『山人外伝資料』(柳田国男版とそれを受けた南方版がある)の関係を、アレしてゐる。「そういうわけで日本人は多民族だ」と言ふ明治期のデフォが無視されてる感じ。明治期から日本多民族神話があったと言ふのは小熊英二先生が指摘してゐるのだが、小熊先生は柳田説の自虐史観(自分は本州土人を粉砕したものの子孫であると言ってる)を批判し、柳田説の出る本州土人のアレさ加減を指摘してゐるが、こっちでは南方説の「本州土人と言われるもの=亜人みたいなの」でかつさういふのは「実在した系の話がない」と言ふのは無視されてた筈。

 鬼若と牛若の関係で「百合若」を上げるが、いいけど面白いけど南方先生は「百合若伝説=ユリシーズの伝播」説を唱へてゐる。