しゅどごふっ

ああああああああ

新井祥『性別が、ない!SideB』女装が趣味の人が、鏡像でイケなくなって困ったとか何とか。

 AKIRAアーカイヴ

 北久保弘之 沖浦啓之 他スタッフが豪華だなーとあらためて思った。

 小谷野敦芥川賞の偏差値』

 相変らず、冷静かつ凶悪な評価。最後の最後で誉める本も収録。

 西村賢太、村田紗耶香辺りを誉めてゐる。

 石原慎太郎先生をあれして「貰っといてやる」といった田中慎弥先生は、ボロクソ。  円城塔先生を批判的に書きながら、円城先生の作品に関し「科学的な間違いが」といった村上龍先生へ、円城先生が「それはどこですか」と言ったところ村上先生は口ごもった、とかも収録。あと「二回新人賞をとった」人の関係も描く。

 いいけど、南方熊楠著作集の五巻を見たら、編者オリジナルのマンドラゴラ論が書いてあった、ので全巻通読したら、南方説のマンドラゴラ論が無視されてた、といふ夢を見る。鶴見和子先生のと中沢新一先生のアレは、そんなことはない、アレやネイチャーの訳文を掲載した後で解説の濃いやつを書いてる筈だと思ふ。

南方熊楠コレクション3  マンドラゴラもあるでよ論が収録  南方熊楠コレクション5

 「本全集3巻で所収の論他、ネイチャーに発表するなどマンドラゴラに関し、少なからぬ興味を抱く南方は」 とかが一切ないままマンドレイク論が注釈で展開。

 その南方熊楠全集を見たら、柿本人麻呂作と言ふことになってゐる歌で、脚韻を踏んだのがあるとか書いてあった。ふーん。

 『おしん』デパートメント商法は、たのくらしんさんにとって、むかつく方法であった。おしんは魚売ってる時に客へフラテルニテと言ふかホスピタリティを以て対応してゐるのが延々出てきたはずである。その辺の妥協点はある筈なのだが、おしんへ、デパート商法を押し付ける(長門裕之演じるをっさんが、この方法のがよい、貴方の魚屋はあまり売れないとか何とかまくしたてる)皆さんwith息子、といふものを書いて、お話を展開してゐるが、セルフサーヴィスとかの方式は、自由平等友愛を啓蒙する機関であったと言ふのが、世界の定説である。

 なんとかジャリュゾは知らないが、デパートを作ったアリスティッド・ブーシコーは奥さんのマリアとともに、インテレクチャルな服屋さんで、リベルテ、エガリテ、フラテルニテを商売に使って、成功したさうである。あー。そのおしんは、息子の嫁の実家である衣料品関係に対抗意識を燃やし、自分だけで金を作りセルフサーヴィスの店を建てる際、衣料品売り場を排除した店舗にしてゐる。

 

スカーレット 西川貴教が出る。リテレートなをっさんが、然るべき陶片を分析する。へー。

 鶏でコケコッコを言った後、グゥーと言ふのは不吉ならしい。ふうん。

 細野不二彦『gugu ガンモ