ぐにゅあ

あー

 雨が降った。

 フィニアスとファーブ ラヴハンドルの人の、声優が分からない。あとシャーマン改めスワンピーさんが、学びて時にこれを習ふ如く、リズム感を図書館で磨いてゐると言ふのが、なんかツボ過ぎて、ボビーさんの自己顕示欲感が観られない。ダニーさんのロック魂やブルース以降のロック体系のうたも生暖かく見る。

 『スカーレット』なぞは見たくもないが、でも、なんか食肉目は翼手目、奇蹄目、他鯨偶蹄目を合せて「Scrotifera(金玉を帯びるもの)」と言はれる。タヌキはイヌ科なので睾丸が小さいのであるが、信楽のタヌキは後の然るべき哺乳類のカテゴリーを表すものである。(象、あるいは南米のアリクイとかには金玉がなく、精巣は体内に入ってゐる)タヌキの金玉がいかにしてでかくデザインされたかは不明。荒俣宏説では、「表具師が金を伸ばす際に使用する」のがタヌキの股間レザーで、そこからとする。また南方熊楠は、「インドのクバンダ伝承を日本の生き物へ無理やりパラフレーズした」と言ってゐる。イッセー尾形の「えぇよ」(笑ひながら絵付けをする人はなんかリアリティが)とか、西川TMレボレボ貴教の「自由は不自由やで」などは見ない。

 メトロポリス

 「最も美しいロボット」と言はれたマリアさんの、“ガワ”と“中の人”を一緒にするといふ、監督のモチベーションが変態的で良いな。

 『幻獣大全』で、マンドラゴラを「レア」が食ってヤコブとどうのとあるのだが、原典では、レアは、パパからなんか宛がはれたヤコブとこましまくって子を作りまくるのである。その後、息子ルベンが大きくなってその辺へ行くと、マンドラゴラが生えてたので家へ持って帰る、と親戚のラケル(ルベンママの妹でルベンパパの嫁)が
「マンドラゴラあるの?一個ばかわしにくりょ」
 とか言ふ。主観ではNTRをされたレアさんが、
「まぁー 旦那と一緒にそんなものもとるのかな」
 とか嫌味を言ふ、妹とりあへず
「旦那一週間ばか貸すで」
 と言ふ謎協定により、レアさんまう二人(こまけぇこたぁいいんだよ!!てふか双子ぢゃないらしい)作る、ラケルさんも作る、この辺はめでたし となる。
 
 ・岩波訳旧約聖書では、「レアは目がやさしかった」と訳し、この「優しい」を「何かの目の障害を指す表現」としてゐた。のを幻獣大全で「目が不自由なレア」といふの読んでから読み返して確認した。

 ・厳密には創世記30章10節~20節で、レアどころか、ラケルがマンドラゴラ食ったといふ具体的な描写がない。さらに「天主(エロヒムだかヤハウェだか)はラケルの胎を開いた」といふ表現が出る。

 ・マンドラゴラの訳語である恋茄子あるいは恋なすびといふ表現は、岩波訳聖書と共同訳では認められるが、聖書の訳語でこの呼称使ってるのは他にどのくらゐなのかはまだ謎。

 ・プリニウス『博物誌』に出てくるさうだけど、25:どっからしいけど、エリュンゲ(セリの仲間らしい)はあるんだけど、恋茄子でもマンドラゴラでもマンダラゲでも索引がー。エリュンゲの仲間の根っこはちんこかまんこの形をし、パオンだかファオン(実在の可能性が薄いとされる レスボス島のちんこ持ち系土人!!)が、男根形をしたエリュンゲ根(百頭と訳される)を持ってた為にサッフォーが靡いたと言ふのがあり、南方熊楠は「これはマンドラゴラ」説を紹介してた。

 ・昔、中島らも御大がチチ松村さん(GONTITIの)と、土曜日のものすごい早朝の午前三時にやってゐた『らもチチの魔界ツアーズ』といふラジオ番組で、最後に「くだらない本の朗読を聞くことによって脳にα波を出し、仮眠へと誘う」コーナーがあった。そのコーナーがだんだん腐っていき、読む本がおもしろくなり、寝てる場合ぢゃ無くなる事になった時に、中島らも御大が、マンドラゴラについての本を読んだ後、らも節により、蘊蓄を垂れ流しながらフェイドアウトした回があった。

 鬼灯の冷徹 無し。

 酒見賢一陋巷に在り』 後の『泣き虫弱虫諸葛孔明』よりは、作者が脇に一応寄ってゐる。そんでもって、シャーマニスム渦巻く古代支那の魯の国で、孔子様と顔回子淵が、いろいろ妖しいをっさん方をいろいろやって、他の為政者から利用され、ちゃんと採用され、胡散臭がられ、排斥されかけるのを、『論語』他の矛盾する資料を何とかしながら、書く。
 いいけど作中で「子、いわく」と言ふのがあった。「子 のたまはく」>>「超古代の聖王のいはく」>>「顔回子淵とかその辺の為政者がいはく」と言ふヒエラルキーがアレ。

 リミックスZ
 しょこたんPinterestの交尾ばっか見てるさうである。ティラノサウルスのもあるらしい。
 読書の人は死亡リスクが下がるらしい。へー。

 マイナー魚介類
 市場 魚介類図鑑
 未利用魚 ブリ(参、四十センチ) モジャコ~ブリ間の魚が捨てられる。食用であるにも拘らず。

 スカシカシパン通信

 ライオンゴロシ 植物
 devilscrawとも言はれるが、「ライオン殺し」と言ふ呼称と他の伝承はジャパニーズ妄想の可能性がある
 「見た目もライオン殺し感ある」(しょこたん評)この植物は、ぬこがその辺歩くと付く泥棒草のやばい版(しょこたん評)、には違ひない。

 現地では薬用。
 軽井沢、ジャム小林で「乾燥ライオン殺し」販売中。

ダーウィンが来た!』なぞを見てしまふ。ハイエナさんがもふもふしてゐる。別にNHKのアレでもなからうが、奥さんの竿(雌のハイエナのクリトリスはオスのそれより長かったりする)を確認できず。NHKメディアでハイエナさんは、いはゆるスカヴェンジャー的なものを排し、ハンターでカルニヴォアで、家族思ひでヒエラルキーに煩く、同じ群れかなんかの別のお子さんは、親が死ぬとそのまま死ぬらしい割に、「学校」と呼ばれる機関があって、そこで群集内のいろいろを勉強してゐると言ふのをやる。
ロケ地がンゴロンゴロで、クロンボが一人も出ないので「ツァ(水)」といふレトリックはない上に出てくるハイエナさんは全員水辺でもふもふ(肉球とか見えるのである)してゐるが鳴き声は少なくとも「ツァ(水)」は確認できず。ンゴロンゴロの辺はサン族の所ではないからと納得しておかう。
 さういへば諸星大二郎『ダオナン』収録の単行本をまたどっかで見た気がする。

 主任刑事モース お話のつなげ方があれなのでよくわからないのだが、適当に出てくる本が伏線であった。仇に「パブ行かまいか」が出てくるのがアレ。しかもモースさんは、さう言ふ普通のアレをすると部下から当時的なアレに基づいて辞退されてゐる。

近所のわんこと会ふ。彼女(雌)は、
「ご近所の人ですか?ご近所の人は大好きです!!」
 とばかりに、尻尾を振り舐める。

 テア・フォン・ハルボウの方『メトロポリス