へめでれー

土曜の朝 中学生が学校へ行く。

 なんか、木村多江さんのラジオ番組を聞き逸る。

なつぞら』は意図的に見逸る。『火垂るの墓』がどうたらでツイッターが賑ってゐたが、さう言ふわけで見てない。

 天気が、曇るのであった。

『性別が、ない!』新井祥 台湾のLGBT問題といふか、秋津島でもよくある問題について。いいけど、何回も言ふが、本屋さんの新井先生のコーナーにうさきこう先生の本が並んでると、両先生の画風作風は全然違ふにも拘らず、さらに親の七光り感もないにも拘らずなんか、「母親の軒を息子が使ってる」感じがなんか。

 京極夏彦『河童』  河童に関する蘊蓄が暴走するのはよいのだが、表紙のおねいさんは今田美桜さんだった。その辺で買へない。

 井上純一『キミのお金はどこへ消えるのか 令和サバイバル編』  まぁ平積には値する。保険=ギャンブル説とかまぁ面白い。

 刑事ルーサー をぼぉっと見る。ファンタジー小説に出てくるレトリックを、RPGのファンが共有してゐて、ソレを使ふ犯人が、サイコロ(八面だか十二面だかの、TRPGでよく使はれるやつ)を使ってなんかし、極悪非道のことをする。

ルーサー刑事(まぁ、うん)が家で世話をする娘さんが『スポンジボブ』に関する情報を持ってゐる。

 まだ、TRPGに関する蔑視は見られないし、警察屋さんでもそれに関する情報を持つ人はゐる。

 性的な虐待をする人が、ラバーと思はれるシャツを著てたりするが、これはフェティシスト蔑視といふ関係ではないらしい。

 『アフターマン』旺文社版から太田出版ダイヤモンド社版を経て学研のよい子向けに至るまで、本文中では「未来のイタチ」と書かれるナイトグライダー(南米の森を滑空し、お腹に生えたとげとげで獲物を刺す凶悪な生き物)が、一貫して系統樹で「モグラの仲間」に入ってゐる件を、wikipediaかなんかが指摘してくれるとよいなぁ。  『鳥類学者だからって鳥が好きだと思うなよ。』  川上和人  2017年四月から七月の間に九刷である。なかなかのしょーもないレトリックと、しょーもないユーモアで読ませる。

川上先生のスペキュレイティヴな生き物案はまともである。多分、「一本指のダチョウ」も、まともなリテラシーのたまものである。(p120 キョロちゃんのアニメは有名だと思ったんだけどなぁ) 

先生に

「君、モンハンのモンスターデザインの監修をしてくれ給へ」

 とかやったらあれなものができるには違ひなからうが(でもさう言ふあれは見たいです)。