社会派

文春 青木るえかさんのナニを見る。特にアレなのだが、弐月十三日は放送局がアレした奴だけども大竹しのぶさん登場の番組「黒い看護婦」で、次週の金曜日が風立ちぬ(「申す!しっちん萬寳脱ぎ捨てて なんとかかんとか」と言ふおばさんの声を大竹御大があててゐる)なわけだったのか、まあフジTVのドラマが、たとへまともで、監督が「何処切ったのかわからん」やうな編集されてても最近は見ないけど。

 青木るえかさんとしては、「未解決事件(NHK)」の烏丸せつ子さんの方が惨事の角田何たらっぽくて凄まじかったさうで、「たかがナチュラルボーン大女優」の大竹しのぶ御大のそれよりも何か本人を再現してたらしい。はー。(何か引っかかってゐるのだが「黒い看護婦」も見るずくがない)

 そんなわけでTV版黒い看護婦(看護婦!フジTVは性差別がデフォルトっぽいけどこれは性差別関係ない)は、レズビアンがどうとかいふ事件を扱ったものだが、登場する寺島しのぶ御大の方は、メディアに出る際エロスの体現者っぽいなあとか、連続TV小説に出てきた際は大東亜戦争中愛におぼれた娘やってたし、なんとか言ふのでも愛のどろどろを体現してたし(覚えてないが)、ドラマを作らうとする人には彼女が何かエロスを体現するのにふさわしいおばさんに見えるらしいのだが、さういふもんですか。その文春を立ち読みした本屋さんで、

が売ってた。

 こっちは性愛と言ふ凶悪な暴力機構を粉砕した英雄が、そのカリスマによってこの世へ楽園を造りだし、愛によって崩壊すると言ふ様を調査した物。文庫になってゐる。

 ニュース深読み を見た。ボーカロイドの歌ふEDは何とかしてほしいが、下のツイッターも当たり前だけどありきたりで、アレであるが、それこそフジTVのそれよりもなんか温度を感じる。一応の皮肉で、ISISの、「イスラム国家を建設する」と言ふ目的を共有すべく、なんとか言ふカリフへ忠誠を誓ふイスラム諸国の過激派な団体が賛同するさまが紹介されてゐた。

まああの番組で展開するやうな「目的の共有を冒涜する」ジャヒーリーヤの塊は、NHK襲撃はパト2のアレでなくて特攻ですか~な事態があっても仕方ないものであるが、ただあすこは、四国サイズのナニから、ノモス(仕切り)が広がらないらしい。後背地ぐだぐだ、民衆の支持なんか引いてるらしい(スンナ派のゐる処攻撃してた気が)、外国からの武器の輸入がー、といふ、ダメな状態になってゐるらしいのだが、この番組を見る限りは、あのカリフは大丈夫らしい。

 イスラーム的な信教の自由 は、アッラーフと言ふ権威がをって、ソレへ忠誠を誓ふスンナ派(の場合)>>謎のシーア・アリー派>>その他アブラハムの宗教>>その他がある と言ふ序列があるらしいので、ナニ今日拝んでてもいいけども、タワックルが何となくしかない異教でも「偶像崇拝」はダメと言ふ理屈らしいのだけども さう言ふ序列の下の方はスンナ派の権威維持のためにも偶像拝ませてほしいなあとか思ふのだが、ISISの人は一生懸命さう言ふのを破壊してゐる。

さう言へばアル・カーイダの関係では、日本は仏教国なのであった。いいんだ、匙状の物をマナを招くものとして拝んでる非偶像崇拝系の神道は、宗教として認められないんだ、ふん。なんかアメリカの人が、鳥居を偶像として解釈してたらしい説があったけど、モルモン教徒の飛鳥昭雄先生も鳥居は「ヨッド、ヘー、ヴァウ、ヘー」を縦につなげたものとする説を展開してゐた。