むどこべー

みかん

 雨が降った。あぁ。

 詳注アリス  マーティンガードナー!!高山宏!!ほか!!

 『刑事モース/オックスフォード事件簿/』。

『禁断の森』 イスラエルがエジプトへ自治権を拡大するとか何とかの頃。

娘さん殺人事件について捜す皆さんの前に、実行者の可能性として、ぬこ型の生き物が登場する。あー。

モースさんの上の方の上司である警視正は、嘗てインドでカルニヴォアタイガーと対峙してゐたとか言はれる。

 犯行地では、大型のぬこ様がもふもふしてゐた、と言ふ言訳が出る。はー。

 とてもややこしいことに、被害者と加害者の間で、肉食大型猫は「飼育し得る」と言ふのを力説される。それでそのアレがしっかりしたものとして機能するかと言ふと、そらちゃんと然るべき人が死ぬんだけど、と展開する。

あのをっさんがー、死ぬのはいいんだけどー、なんかー。

らららクラシックでペールギュントやってたので見る。イプセンは「のらくらペールギュントがトロルの姫と恋に落ち、いろいろあって逃げた果てに諸国で富を築きまくり、さらに落ちぶれて帰る話」を書いて、若手の偉い作曲家であったグリーグへ依頼する。畏友だか恩師と大叙事詩を制作せんと計画してゐたグリーグは金払ひの関係でソレを置いて依頼を受ける。

 仕事そのものは大当たりなのだがお話が、作曲家の意図にそぐはないので困ってゐると、作者先生から

「イキにやってくれたまへ」

 と手紙が来たので、どうペールギュントなんだかよくわからない荘厳な音楽が作曲され、公演は成功し、終には我々の耳からもグリーグのその曲が漏れる次第にあったさうである。へー。

NHKなのでお約束で大貫妙子御大のナニが紹介される。

 「朝」の方は、モロッコペールギュントがいかに大儲けをしたかとかふかすシーンで出るさうであるが、解説のおねいさんが、使はれる音階にノルウェーみを指摘してゐた。

 地元の劇に出てくるトロル王の娘がぴっちりタイツでよかったです。ソレは置いといて、番組では地元のいとこがどうたらを強調して終るが、

 最後の方でペールギュントはトロル王(娘と人間の間にできたガキに玉座乗っ取られて落ちぶれるらしい)から

「君の人生はトロルみ溢れてるな」

と言ふお墨付きをいただくらしい。アレは訳の分からんかたちで、ナショナリスムやることになってたでいいらしい。