ふるどぅふわぼん

 朝、カーテンを開けると、窓の外を、もふもふした棒状の物が上下しながら左から右へ移動してゐた。
理性が、若干緩慢になり、その物体は食肉目ネコ科の哺乳類の尻尾であり、下にはあの人懐っこい獣がゐるつまり、それは
「近所のぬこ様が、我が家の屋根を通ってどこぞへ行くところ」
といふ可能性が頭に出てくるまで、数秒かかった。
 こちらが蛮勇を振るって窓を開けると、彼女(雌)もこちらを見て、転げ落ちんばかりに驚いてゐた。

 ゲッサン アオイホノオはなし。モーニング 鬼灯の冷徹は無し(隔週なので)。
 ポプテピピックの最新巻があった。帯の裏 惹句が、正しい「稚拙な翻訳文」なら、おもても「店長オヌヌメ」にしてもよかったと思ふ。

 コミックボンボンの 『悪魔くん』は結構好きである。そこそこ面白かったのである。あらかじめフラグが立ってゐる千年王国革命を、本家悪魔くんがやると言ふのが説得力を持って描けるのは、米櫃の底が見えるのが常態化したかの貧乏時代のみなので、あの妖怪いそがしが巨万の富を携へ水木プロへ降臨するあのころには、悪魔くんもああ言ふ設定にしないと困るのである。

 水木しげる『『コミックボンボン』版悪魔くん

 解説が中川翔子と言ふのは恐れ入ったのである。

 でその、RemixZ はコロッケ。

 スカシカシパン通信は、頭のないチキンモンスター ユメナマコ
 南極で発見された、野生のユメナマコ
 鶏ガラのアレ どす紫 シャンソン歌手系の色とか、さう言ふのがお二人の批評。
 ググると、ユメナマコに関する、ペットボトルの蓋のぬいぐるみだの、歌だのがHITする。
 ユメナマコおそるべし、しょこたんユメナマコ利権に戦慄する。