なんかのアレ。

赤毛のアン子』

 エスパー魔美

 投擲系を触媒に術を為すといふ設定に、「中沢厚関係のつぶて論とかシャチ玉信仰とかを勉強して捨てて描きました感」が見れん。

 アン子の頃は、母親がアメリカのセイラム(魔女ヒステリーで有名)にゐたテッサリアの巫女系ギリシャ移民で、いろいろあって日本へ亡命したといふ設定であったが、エスパー魔美ではヌードモデルを娘にやらせる(えびはら某先生の影響がどうたら)をっさんが、フランス系魔女の末裔でどうたら。

 エスパー魔美が発表された1977年の段階で、ギリシャ系をやめてゐる。

 

 私が1978年ころから何年か藤子F先生のアシをやってゐたとして、ドラえもんを作る程度の能力を持ってゐた場合、長編化についてディノサウロイドの案を出して多分却下されると思ふのだが、その後1980年代真ん中辺でデビューした場合、師匠は上記のあれであるにも拘らず、その恩師Aがギリシャキチガイであるために弟子もアポロだのゼウスだのといふアホなターム(宮崎駿御大は、ナウシカの発表当時「SF界隈でギリシャ語のタームは出尽くしていた」のでその皆さんはタームの関係をケルト系とかシュメール系を彷徨って捜してたさうな)で、なんか書くとする。

 それで、その作品はドラえもん物でない場合でも、何故か当たる可能性がある。『聖闘士星矢』、『アップルシード』、『セーラームーン』等、何故かギリシャ語が出る作品は当たるのである。