年末である。あー。
『風雲児たち』 日露外交が、いろいろあって、皮肉なナニが出るうえ、諭吉がロシヤの人に言ひ依られてゐる。ううっ。
をっさんになって『G TASTE』もないもんだがなんか 読みたい。
『バーナード嬢曰く。』モモ。神林しおりはおまけ。遠藤君が始めに作品の悪口をぼろくそ言ふのであるが、なんかよく言ってくれた感はあるものであったので別にいい。
平鳥コウ『JKハルは異世界で娼婦になった』
コンピューターのディスプレイを介して読めるやつを紙に印刷したらとても読めないものがあるといふのを早川書房さんの編集の人は思ひ知るといいと思ひます。
高校生のエネルギーがうざい。余り躍動するエラン・ヴィタルがいい感じで爆発してゐるやうにも、かっこいい娼婦としてのチートスキルも、ちゃんとドライヴしてゐるやうには見えない。
ヒロインの半径五kmの他は、全ての事象が滝となって流れてゐるやうな、薄っぺらい感じ。ちゃんとした「オタクくさいソシャゲみたいな世界」に飛ばされたヒロインがそこを呪ひつつ腰使って稼ぐ的なものではない。