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買ったので

 とりあへずアピタで高田かや「カルト村で生まれました。」と「さよなら、カルト村。」を買ふ。いいけど大川ぶくぶ先生の本が売ってる。

 いしかわじゅん先生がガチで「良い編集者つけろ」とか何とか言ってゐる。育てる気満々なのだが、高田先生のところにちゃんと良いマンガ家になれるやうな道が開けるかは不明。

 別に、著者の凶悪なクソガキ時代をさらけ出すほのぼのカルト村(ヤマギシズムらしいけど)のいろいろを、衒ふでなく書いた作品なのだが、

 なんかつらい。

 どこがどうと言ふわけではないのだが、絵もまぁかわいいし、記号性の高い表現が、グサッと来るわけでもないのだが、読むのがきつい。

 カヴァー取って村の全体図を見るとかもする。

 世話係は、その辺のナニでも凶悪であったと書かれてゐる(少なくとも子への愛情がないらしい)が、じかに直接彼らから虐待を受けた(教育の筈であるが、マンガを見る限り「多分いい子なのでこの辺は殴っとかないと」的な感じがない)作者が、飯に拘り外部と接触し、成長し農業をやり、村の仕組みに疑問を持ち、かつ村を否定するでもなく、そこそこ楽しみつつ、村を出る。と言ふのは、読みやすいのだが、うーん。

 大月隆寛先生が「1971年頃から“平成”」説を唱へてゐたが、「まんが日本昔ばなし」のみが見られる環境で、2016年当時30歳代のおねいさんが、平成と言ふと、謎の違和感がある。勿論カルト村では、思ひっきり昭和(しかも昭和初期のやうな、虱除けのためDDTまで振りかけられてゐる)な生活をしてゐると描かれるわけなのだが。