読んだので。

 荒俣宏 ヨーロッパ・ホラー紀行ガイド

 厳密には微妙。

 アール・ブリュットの関係で、社会派の人gerard latier(ジェラール・ラティエ 1937~ フランス人)が、「いまはもう、こんな牧歌的な物はなくなった。アメリカ人が毒を播いたせいだ」とかベトナム戦争への批判をする絵が紹介される。

 そこでは、嘗て「人を見ると腕掴んで笑う」ゴリラがゐて、その対策として、土人が竹で出来たマフを腕につけ百姓仕事をした、とある。

 「異物志」にある、「人をとらえると笑う」梟羊さんと土人(なので腕に竹の管を付けて掴まれた際に抜く)にそっくりである。ほぉお。

 別世界通信

 こっちでも冒頭、魔界としてのパリとロンドンを描く。