最近全く行ってゐなかった映画館で、「この世界の片隅に」がやってたので見に行く。
二十年くらゐ前に行った際は、不愛想すぎるおねいさんがもぎりやってたが、今回も不愛想かつマニュアライズされた対応のおねえさんがマニュアライズされたホスピタリティで、対応してくれた。
観客席に、御年五十歳以上くらゐのおばさんが、何人かゐて、見てゐる。公開時、面白いところで、そのおばさん方が「ぷっ」と言ふ。
能年玲奈ぢゃねえや、のんさんは「藝州弁やってる人」のやうであった。
昭和初期当時すでに広島にサンタさんがゐたのか。ううっ。
いはゆる「あそこCG使ってますよね?」的な部分が見えなかった。描いたやうな者であった。ちなみに私は以前見た「アリーテ姫」でのカエルのシーンは製作者がなんと言はうとCGだと思ってゐる。
クラウドファンディングの参加者の名前で、山本弘の名前を探すも、小林靖子にゃんだの新保信長だのといふ、目的と関係ない大御所の名前しか発見できず。
こっちは婦人会が「近所のおばちゃんがやってる」風に描かれてる。憲兵さんの横暴は相対化されてゐる。何が飛んでる際それを作ってるおいさんが仕事に対する誇りを語る様はかっこいい。
豊穣の英雄としての楠木正成公、まぁ解放軍としての米軍の描かれ方はあんなもんだと思ふ。