なんかあった

 ツタヤ行ったらあった。借りられてた。押井守監督のガルムウォーズ。    

 近所の本屋さんで売ってた。いしかわじゅん「今夜,珈琲を淹れて漫画を読む」通しで見ると漫画といふ十字架に掛けられた業の深い漫画家いしかわじゅんがのたうち回るさまが出る。ただ本を褒めるスタンスが主。「漫画の時間」とかでもさうなんだけどあまり「作りが下手だ」とか「絵が下手だ」とかは言はない。

 繰り返すが、二千年頃の自分に、これを見せて

「未来には週刊文春でいしかわ大先生がマンガ評論を」

と言ふと、多分過去の私は目の前が真っ暗になると思ふ(いしかわじゅんメディアで、文藝春秋社関係のマンガ界隈がいかにひどいかを知ってゐるので)。さういふタイムトラベルしても一見すると大丈夫な仕様(小学館発行)である。週刊文春で掲載とか書いてあるはずである。