うにいにに

 恐怖の一夜が明け、何とか三人の凶悪なお兄さん方は確保された。ふう。「凶悪な何とか人」でない、ヴェトナムかどっかのあんちゃならしいので、却って怖かったのだが、近所で徘徊してゐた。報道を見る限りみやましいあんちゃだったぽいけぇど、うわぁあ。

 本屋さんで、 。うーむ。
 週刊ポスト 週刊文春 揃って表現の弾圧にまい進。「フォーマー・奴隷の系統の人が大統領になれるダイレクトな改革が行われる国アメリカ」を、とにかく否定したいらしい。
 アレだすよ、バラク・オバマさんが出るころは、米国籍取って米国民としてゐた場合の丸山和也先生が、大統領へ立候補するとしたら、新聞へ
「じじいすぎる候補」
 とか言はれ、隣にまうちょっと老けたホワイトカラーでアングロサクソンプロテスタントのおっさんあるいはぢぢい大統領候補が
「期待の新人!」
て言はれるんだよ鉄板で。WASP以外の大統領が出たのは事実で、それが一見するとダイレクトな(実はミニマムなのだが)改革であるのも事実なわけであるが、その辺を無視し、「奴隷の子孫としてのバラク・オバマ」説にだけ拘って、事実無根であるのなんのと言ふ事実のみをぎゃあぎゃあこくと、マス・メディアの方が「アメリカ大統領ってクロンボじゃん て奴隷かよw」とか言ってるやうに見えて不気味である。少なくとも「奴隷の血筋の大統領」を差別と言ひ張るのは、キング牧師マルコムX、その他席を立たなかったクローデット―15歳、人種差別と戦って とか、同じく席を立たなかったローザ おばさんなど「建国以来」人間としての権利を国へ認めさせるために努力した黒人系の努力を、迫害し弾圧し無視し無効と言張る極悪非道の極端なレイシズムである。

 なんだっけ、「アメコミの描きかた―ヒーロー&悪役 」かなんかで、マンガを描く(高河ゆん大先生のなんかのあとがきマンガで、先生が大昔ハワイかどっかに行ったらあっちの“土人”から彼女の仕事を「CARTOON WRITER」と言はれたさうだけど、マンガは「書く」ものらしい)一環としてBAXUM(乳の谷間)などの不適切な言葉がないか調査するセクションがトーン貼りとかコンテライターとかと同じやうにあると書いてあったが、さういふくそ国家である点と、その他外道で鬼畜な点を押してなほアメリカ第五十一州目に秋津島をとか憲法第22条第2項に基づいて俺だけでも渡米したいなぁとかちょっと思ふ。

 マンガホニャララ 清原選手は、まあいはゆる英雄としての野球プレイヤーなので、他の諸英雄がさうであるやうにマンガのネタになるのであった。そこまでは良いのだが、いろいろシャレにならんやうなことになったので、二次元のキヨハラくんがアレしてしまふさうで、しかも皮肉なことにマンガがアレする中ネタになりさうな本人が取材陣のICレコーダーを折るといふaマンガみたいなb衒ひがないことをやる、アレな事態が。と言ふわけで写真がソレ。

本屋さんで  が大量にあった。

 鬼灯の冷徹 台湾版はいいかもしれんが、蜜姫とやらは食ってみたい気がする。支那に毛生え薬くらゐありさうなのだが。