ははあ

 秋である。柿がなってゐる。  二千十四年十一月六日付 信濃毎日新聞で、賽子が取り上げられ、ゲームの道具として描かれてゐた。  増川宏一著「さいころ」によれば、朝鮮では占ひとしてのさいころ賭博があったさうである。で祭りと言ふと巫女はんが占術としての賭場を開き、皆さんIDとしての財産をかけてどう見ても賭博にしか見えない占ひにかまけたさうである。 それは日韓併合後の千九百十年に、禁止されるわけであるが、さういふ、さいころによる占ひを認めない歴史と伝統、前近代的封建的なものを抹殺し弾圧し迫害し擂り潰す凶悪な日本帝国のDNAは脈々と受け継がれてゐるのであった。