文春とか

 週刊文春、前週のブルボン小林さんの「消えるマンガ家」は、あっちでやってるみたいですよ的なもので何かこう 如何にも本で読みました的なアレであるが、水木しげる御大も、消えるマンガ家に片足を半分突っ込みながら、ブルボン小林風に「餓死者は普通(千九七十年ころ)」「少年Jなんかを調べれば消えたマンガ家は一山出る」と語る。

 で今週号、超寡作のマンガ家、高野文子御大のドミトリーともきんす。結構面白いらしい。

 

 高野御大は看護婦もやってるらしい ので、 ぼけ老人とガチで向かってると思しき人の「田辺のつる」は、考証に基づいてゐる感があるのであった。

   恐らく我々がアルツハイマー認知症でボケても、つるさんのやうに、かつてのいろいろがフラッシュバックする。うちの父は一応こんな感じであった。

なんか 左翼関係の人の描いた絵本だかマンガだか、ぼけ老人を宇宙人扱ひする作品読んで、なんとなくコレジャナイ感を持ったけど、まあ老人と接触する機会のなさげな人が描いてるんだらうなぁとか思ひながら、身内でぼけ老人抱へると、さう言ふ描き方にさらに違和感が。・・・パパは重度なのに一応意思の疎通が可能なんだが(2014年10月時点では) 

で、一件まともに見えるぢぢいを抱へてしまったおねえさんの方。こっちもなんとなく、「耳が遠いだけでまともに見えるけどボケてる」さうである。百姓は丈夫だなぁ。娘も含めて。