猫がー

ママと野良へ行く。長野の人なのでウコギ(南信の人は「おこげ」と発音する)を栽培してゐる。で収穫する。生ごみを捨てた所、猫にゃんが食べた形跡のあるところで、キャベツが芽吹いてゐた。吾妻ひでお作「失踪日記」で、あじま先生が「野生のキャベツをいただく」ところが描いてあったが、まさか畑で野良キャベツを見ることになるとは。

 畑の近所にゐる、虎縞の猫にゃんが我が愛車の近所に来てゐたので、呼んでみたらネコは、何事もなかったやうに自宅へ帰って行った。

 いろいろあって、ママを連れて彼女の実家へ行く。開いてゐる店舗の後ろにある部屋にしつらへられた炬燵で、球形に近い体型の猫にゃんが丸くなってゐた。いろいろあってこれももふれない。