杏さんは良いのだが

別に 「消費財の生産による暴力機構の補完」はいいと思ふのだが、「ごちそうさん」は見れない。

 「ゲゲゲの女房」でも水木しげる先生夫妻は顔が平成であったが、向井理さんのは特に問題なく見れた。杏さんは見れん。大東亜戦争行っちゃったので、現代の事情に基づくいろいろが交錯すると思はれるアレはまう見れん。一応「自称作家」が消費財の生産をテーマにした話をラジオでがなると言ふ空しいテロをやってゐたらしいのだが、まう見れん。

 め以子のパパは「ハイカラな洋食屋を営む江戸っ子」ぽくて良いのだが、娘の、縦書き仕様のノートへ横書きするといふ奇怪な行為が、まあ当時混乱してゐたはづであるけれども、納得いかん。

 で、さう言ふわけなのでアレなのだが、「準戦勝国(なんか保守反動系の人も最近 大東亜戦争終結直後の朝鮮人&台湾人を指して「戦勝国人」とか言ってゐる)の人VSやの付く自由業の仁義なき戦ひ」はかまってくれなささうである。

 なんとか言ひながら見た。アメリカ兵の「チョコレートを放り投げる」行為にめ以子さんが怒ってゐた。で「米軍もいいところがある」といふ話で、野球(ベースボールはアメリカの国技なので)に理解がある とか言ってゐたが、全然関係ないけどさういや高校野球って、郷土が「戦って戦って戦って戦ひ抜いて」トップを目指すと言ふ形でパトリオットを繋ぎ合せて国土を作る、大東亜戦争の亡霊だった。